
はぁ〜(ため息
の続きです。
試乗申し込み 〜 マツダへGo!
乗り換え本格検討の第1弾としてマツダのCX-30に試乗してきました。申し込みはWEBから。

CX-30のエンジンはガソリン/ディーゼル/ハイブリッドと豊富な3種類展開ですが #週末ドライバー #年間3千km以下 #チョイ乗り多し #出来るだけ購入価格も抑えたい という私はガソリンで。駆動方式については乗り心地が一段と良いと噂の4WDも魅力的ではあるものの、2WDよりも20万以上価格設定が上であることから #主にシティユース #雪降らない #出来るだけ購入価格も抑えたい つまり価格と天秤に掛けてまで走行性能を求めてはいけないと自らを律し私は2WDで十分と決めつけました。近所の関西マツダさんに特別仕様車のブラックトーンエディションの用意があるとのことで2.0Lガソリンの2WD-6AT モデルを試乗してみることに。
初めてマツダを訪れましたが、私が行った店舗は中も外もめちゃくちゃ広いお店でビックリしました。商談スペースも数多く、キッズコーナーも大きく取られており、安心して来れるなという印象。外も広くて何十何百という台数が停まっているにも関わらず、敷地内を車移動させるのが全く苦ではない程に決して所狭しという密度でもない余裕さ加減。広さ ≒ 居心地の良さ なご時世もありますし、そういった意味で私がこれまで行ったことのあるディーラー、車屋さんの中ではダントツナンバーワンの居心地でした。
まずはアンケートを入力。

今乗っているのはルノーのナニナニとか、次回車検はいついつとか、他に気になっているのはトヨタのコレコレとか。
エクステリアは・・・大好き
店長に紹介された担当さんから軽く説明を受けた後、早速試乗へ。

試乗車はガソリンの特別仕様車ブラックトーンエディション。
ボディカラーは”ジェットブラックマイカ“。BTE(ブラックトーンエディション)の為、ホイールやウインドウミラーまで黒になっており、ボディカラーと合わせて黒x黒の組み合わせになっているのに「のペ〜っ」とはせずキリッと締まった印象なのが不思議です。デザインのなせるワザですかね。いや、適当なこと言ってます笑。
ハザード点灯でジワーっと光っては消えるディミングターンシグナルも見てるだけで気持ち良いです。少し前に流行っていた(今も流行ってたらすみません)流れるウインカーよりも絶対に好き。
タイヤ周りの樹脂部分が広いですが、ボディが浮いているように見える効果もあり全体で見た時の美しさに繋がっていますと。樹脂は経年劣化による白ボケが心配ですけどね。
Bピラーがグロスのピアノブラックだし、ウインドウ周りにもメッキがあって、ところどころにギラつきを配しつつもヤラしくない範囲ですし、品の良さにも繋がっている気がします。ドアパネル起伏の表情が全体的に目指している方向を物語ってますよ、知らんけど。
とにかく見た目に良い印象を持ったからこそ試乗に来たわけですが、間近でジロジロ見てもやっぱり良いなの思いが強くなりました。
運転席の居心地の良さは異常
運転席に乗り込んでみると、そこは天国でした。

- 座って真正面を中心に広がるメーターと両横のエアコン送風口
- ややドライバーの方を向いていて見やすそうなモニター
- 押しやすい位置に分かりやすく並べられたスイッチ類
- ダッシュボードからドアパネルへと連続するパッドの造形
- 助手席方向へとライン基調に展開されるメッキ加飾と送風口
ステアリング(ハンドル)のスポーク形状、センターコンソールやそこに配置されたボタン類からアームレストに至るまで目に飛び込んでくるもの全てが心地良く感じられました。使い込んでいるうちに粗を感じたりは勿論出てくるかも知れませんが、もし試乗とか初見でこのレベルに文句付けるドライバーが居るとしたらビックリです。っていうくらい快適に思いました。
アクセラスポーツを旅行先のレンタカーで2度ほど借りたことがありましたが、基本は残しつつも総合的に進化してるんだろうなぁとシミジミ。
1点、実用上で気になることと言えばAピラーが迫ってきとるので斜め前が狭めな点ですね。今乗ってる車もそうなので個人的には慣れていますが、妻が「今とあんま変わらんやん」と(^^;) 斜め前が見辛いんやけど〜って言ってましたからね。デザイン/美しさとのトレードオフとはいえ正直もう少し、ほんの少しで良いから立っていると嬉しかったかな〜。
運転しやすさ、楽しさは抜群
走り出してまず感じたのはそんなにSUVSUVしてないなと。見た目から何となく想像してはいましたが「SUV乗ってるゾ!」感は薄め。良い意味でいうと今乗っている車とそう変わらない近い感覚。とはいえアイポイントは少し高く、(前方の)運転視界は良くて、運転しやすさは当車比120%といったところ。

ステアリング(ハンドル)の握った感触は良し!そして程良い重さでした。軽すぎるとしっかり握ってないとフラついたりで疲れやすさに直結しますからね。直進安定性は高く、60km/hくらいで急カーブを曲がってもすんなりと意のままに曲がれました。運転がしやすく、楽しい。レベル高いのを想像して来ましたが、期待通りのクオリティです。普段使いは勿論のことちょっと踏みたいようなシーンでも不安なく走れそうな印象。CX-30は子育て世代くらいのファミリーもターゲットにしたファミリーカーでありながらも、しっかり走りにもこだわって作られていると。間違いないです。
静粛性、遮音性、気密性も高かったように思います。走っていて60-70km/hまでの中速域で風切り音は殆んどしませんでしたし、ロードノイズも気になりませんでした。こりゃオプションのBOSEサウンドシステムまで付けなくても標準で十分だな、と思いました。
運転支援機能も充実していて、交代で試乗した妻が車線変更しようとした時に後ろからミニバンが突っ込んできて(※突っ込んでくるミニバン車種を思い描いてみて下さい、おそらくそれで合ってます)、ヒヤッとする場面が実はあったのですが、ブラインドスポットモニターが働いたのかオレンジの点滅と共にビープ音が鳴って無事に回避でき、事なきを得ました。
BSMなんて割と昔からある機能ですけど、そんなものは一切備わっていないウチの車からしたら超先進技術のうちの1つです。他にも自動ブレーキや踏み間違い防止機能も当たり前に備わっていて、電動パーキングブレーキやオートホールドまで付いていますと。そしてヘッドアップディスプレイが標準で付いている!最高!!
ブレーキは慣れが必要か
ブレーキは踏力に比例して効くタイプみたいです。
うちの車なんかは割と踏んで直ぐ効くタイプなので、試乗開始一発目の信号で同じ感覚で踏んでみると余裕持って踏み始めたつもりが意外と想定よりも先に進んだ所で停止。「お?おっ!?ブレーキ効かないのか!?」と心の中で少し焦りながら踏み増していった感じです。次はしっかり目に踏んでみると直ぐに強くブレーキが掛かり、これが自然と言われればそうなのかもですが、戸惑ったポイントでした。交代で試乗した妻も違和感あってちょい怖かったくらいみたいで、何ならネット見てると多くの人が感じる点だそう。しばらく乗っていると段々コツが分かりましたが・・・慣れれば問題なくなるにせよ、人によっては試乗で「CX-30はブレーキがダメ!」と即断しちゃう方も一定数居るのかも知れません。個人的にはマイナスポイントとまでは思いませんが、やや気になるポイントといったところ。
後席の居住性、使い勝手はあと一歩!
最も気になっていた後席。これが意外と広かったです。広いというと語弊があるけど、想像してたほど狭くはなかった。

前を161cmの妻のドラポジの状態で、後ろに180cmの私が座ったところ。もっと狭いのを想像していましたが、これは嬉しい誤算でした。

足は開けばシートレールに当たるし、奥に何やら出っ張りがあるので足元はそれなりですけどね。でも全然必要十分レベル。大人4人以上とかってなると狭いんだろうなと想像しますが、うちの現状の家族構成なら数年は不足なしかと思えたので大丈夫かなって印象です。
とはいえ、もう少し広ければ・・・というのは正直あります。
分かってたし、想像以上に広かったのは嬉しかったけど、もう少し!という無いものねだりですね。
- センターにエアコン送風口がある👍
- アームレストがある👍
- その中にドリンクホルダーがある👍
- 後席向けにルーフにランプが付いている👍
どれもこれも今乗っている車には付いてない後席装備ですが、これらが備わっているだけでもかなり快適になると想像できます。
残念ポイントは少なくないけども
もっともっと使い勝手が良ければ万々歳ですが、そこは上位車種との差別化を図ってか、CX-5以上を買えっていうメッセージなのか、そもそもコンパクトSUVの限界なのか取り敢えず「あと一歩!」と思う点もありました。
- ラゲッジはやっぱり広くはない
→ 横幅が狭い。試しませんでしたがゴルフバッグも横置き出来ないみたいで、長尺ものは後席倒さないとダメそう。ただ、奥行きが結構ある分、ベビーカー載せた状態でも荷物は今よりは入りそう。 - ウインドウが最後まで下がりきらない
→ これもデザイン故か少し残って全開とはならず。残念だけど仕方なし。

- ルーフの建て付けがよろしくない
→ 手で押すとベコンベコンいきます。だ、大丈夫か?これはこんなもんなのか、個体差あって試乗車がくたびれてただけなのかは不明。

- 後方視界はとても悪い部類
→ うちの車とどっこいどっこいか、まだマシかどうかというレベル。360°ビューモニターを付けることが出来ますし、そこまで気にしなくても良いかと思える安心装備としてBSM(ブラインド・スポット・モニタリング)やらRCTA(後側方接近車両検知)やら充実しているのでウチの車ほど死活問題ではない。

以上が試乗して感じた点ですが、それ以前に分かってたこととしては
- サンルーフがない
→ SUVに欲しいサンルーフがガソリンモデルでは選べません。なんでやねん。 - シートベンチレーション(シートエアコン)がない
→ 夏場に欲しいシートエアコンが選ぶことができたら最高だったかなぁ。。 - 後席にUSBがない
→ 前席アームレストの中にはあるので、後席から使いたい時はそこにコードを挿せば届くし大丈夫か。
ただ、これら残念ポイントは一旦横に置いて、真剣に購入を検討したくなるほど大きな魅力を感じたのも事実です。
乗り味がマイルドというかゆったりとしていて、静粛性が高く、言わば品の良い走り方が出来そうな雰囲気を感じてしまい、正にこれこそが求めていたものなんじゃないかとの思いがふつふつと・・・。
見積もり
ガソリン&2WD&6ATで選べるグレードのうち以下★2パターンをベースに出して頂きました。事前に何回も自分でWEB見積もりしてシミュレーションしてたんで、まぁ想像してた額とそう変わりなかったですけどね(笑)
20s | ¥2,393,500 |
20s プロアクティブ | ¥2,612,500 |
20s ブラックトーンエディション★ | ¥2,662,000 |
20s プロアクティブツーリングセレクション★ | ¥2,733,500 |
20s Lパッケージ | ¥2,794,000 |

ボディカラーは一目惚れのプラチナクォーツメタリックで!
ブラックトーンエディション の場合
本体価格
- 本体価格 ¥2,662,000
特別仕様車のBTEはプロアクティブがベースのドアミラーやホイールがブラックとなったお買い得&マツダ推しグレード。
メーカーセットオプション
- スーパーUVカットガラス(フロントドア)+IRカットガラス(フロントガラス/フロントドア)、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)
- 360°セーフティパッケージ(AT車)
- ドライビング・ポジション・サポート・パッケージ
360°ビューモニターやシートヒーターなどは必須なので上記がセットになったオプションを選択(¥202,380)。静粛性高くて付けなくても音が良いとの評判ですしBOSEサウンドシステムまで付けず。見積もり上はここまで合わせて車両本体価格の表示でした。
ショップオプション
- フロアマット(スポーツ) ¥33,880
- ボディコーティングMG-PREMIUM ¥88,880
- ETC 三菱 ¥35,051
- ETCセットアップ費用 ¥2,750
取り敢えずフロアマットとコーティングとETCです。ドラレコは今使ってるやつを引き続き使うなりしようかと思って選ばず(高いし)。引き算の美学らしいし、外観の加飾類もパス。(というかそんなにお金掛けられない!)
で、あとは初回車検を含む3年間の点検とオイル代などがセットになった
- パックDEメンテ ¥103,400
その他諸費用を足すと合計約【331万】円となりました。
プロアクティブツーリングセレクションの場合
本体価格
- 本体価格 ¥2,733,500
一番お買い得と噂のツーリングセレクション。革シートを選ぶほどの(色々な意味での)余裕はない為、Lパッケージまでは不要と考えると一番気になっていたグレード。
メーカーセットオプション
- 360°セーフティパッケージ(AT車)
なんとシートヒーターやらはこのグレードには標準装備!360°ビューモニターとドライバモニタリングがセットになっているオプションだけ足しました。(¥86,880)。見積もり上はここまで合わせて車両本体価格の表示でした。
ショップオプション
- フロアマット(スポーツ) ¥33,880
- ボディコーティングMG-PREMIUM ¥88,880
- ETC 三菱 ¥35,051
- ETCセットアップ費用 ¥2,750
先と同じく。
- パックDEメンテ ¥103,400
これも同じく。
で、諸費用を足すと合計約【326万】円となりました。
なんとプロアクティブツーリングセレクションの方が上のグレードなのに5万円ほど安くなる逆転現象です。ブラックメタリックなホイールも捨てがたいですが、プラチナクォーツにはきっとシルバーのホイールも合うと思うんですよね。個人的には選ぶとしたらプロアクティブツーリングセレクションになってくるのかな。
いや、どっちも格好良いな(^^;)
どっちにしても後悔はない気がする・・・。
ところで、下取り査定もしてもらいましたが、8年落ちのうちの子は約【25万】円でした。2年前にルノーで見積もってもらった額よりも断然上で嬉しかったです。(ハードルが下がりまくってます)
それも込みでお値引きが入れば300万は切りますね〜〜つって本格交渉はせずに帰宅しました。別途検討しているトヨタの車があるのでと事前に言っておりましたので、それならそちらもじっくり見てきて下さいという感じで快く帰してくれました(笑。
感想
1つ思うのは、「コスパ良いな」とか「お買い得だな」とかでは片付けられない価格設定なんじゃないかということです。
300万ってそれだけ考えると自分のお財布事情からすると相当高い買い物に違いない筈なのですが、これだけ走りが十分で安全装備が充実してて、世界一美しい(らしい)デザインであると。新しい先進技術と楽しいドライビングフィール、そして今よりもちょっぴり余裕のあるサイズ感。それが300万ないしそれ以下で狙えると。ウルトラバーゲンセールですよ。
ぶっちゃけ、既に心はCX-30。
もうこれに決めたい。
「これで良い」ではなく「これが良い」。
でもね〜、やっぱりというか気になるのは妻の反応でして、実用性考えた時に後席はもう少し広い方が良いよな〜という話になってしまいました。SUV感も薄めなので、今のハッチバックの延長線上に過ぎないとも言えないこともないと。
・・・
取り敢えず即決は出来かねる(自分としては即決しても良かった)という事もあり、次はカローラクロスの試乗へと行きました。
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