
いきなり納車待ち。
次はミニバン不可避な状況に
今年2025年は大阪・関西万博に12回ほど遠征。自宅から40分程の距離で近いといえば近かったのですが、そんな短時間走行でもベビーカー2台乗せて荷物色々持参の上での居住スペース狭し(CX-30)の移動中車内は狭くて狭くて。居住スペース狭し(CX-30)は車検を終えたばかりというタイミングもあり、乗り替えは1年〜1年半後くらいかなぁと漠然と考えながら、ちょっと軽い気持ちで次の候補を探りに近所のホンダへ。
次の候補に対するそれぞれの希望は以下の通りでした。
【妻】
・スライドドアであること(≒ ミニバンであること)
・居住スペースが広いこと
【私】
・運転手ではなくドライバーたり得ること(≒ ミニバンでないこと)
・居住スペースが広いこと
争点はミニバン vs 非ミニバン。
基本運転席にしか座らない私個人としては、取り回しが良く、まずまず気持ち良く走れるドライバーズカーでありながら実は先進性も優れていてのコスパキングCX-30に非常に満足しており、マツダに対する思い入れもあることから、来年登場かという新型CX-5やマイチェン後のCX-60は順当な選択肢として大いにアリでした。
しかしそうした思惑は妻の「当分SUVはええやろ」のたった一言で瓦解。ほぼSUVしかないマツダとのお別れも決定。とうとう毛嫌いし続けてきたミニバン不可避なのか・・・と落胆していました。だって世に溢れているミニバンって走りがどうの以前に単純に見た目が格好悪いのが多いじゃないですか。どことは言わないけどメッキ貼って終わりみたいなデザイナーが全く仕事してない顔のミニバンとか、かわいくも格好良くもない車を誰が自家用車にしたいのっつって。いや、言い過ぎましたごめんなさい。
前振りが長くなりましたが、世に出ていて且つ庶民が買えるミニバンの情報収集を嫌々ながらもしていく中で、唯一見た目が良さそうでミニバンミニバンしてないミニバン(何のこっちゃ)はオデッセイのみでした。これがダメなら、ご近所と被りまくりでアレだな、ちょっと大き過ぎるかなと思いつつもリセール狙い込みでアルファード/ヴェルファイアに背伸びして手を伸ばすも一興かな、くらいの意気込みでした。
しかし、そんな心配は杞憂に終わりました。
オデッセイがめちゃくちゃ好印象だったのです。
実車の見学&試乗
決定権の多くを握る妻に実物を見てもらわないと話にならないというのもありますが、やはり一番気になる「居住性」に対するイメージをより具体的に持つには皆で体感するより他にありません。一家総出で見学へ。
試乗車はベーシックグレードの「e:HEV ABSOLUTE」(本体価格480万)。
早速乗り込んでみると・・・

「え!広ーい!」
「うわ!すごーい!」
「何これ!めっちゃ良い!」
満面の笑みで思わず妻と娘が口にする素人丸出しコメントの数々たるや!

いや実際、2列目以降の快適性といったらこれ以上想像できないくらい凄く良かったです。
オデッセイは縦にも横にもスライドできて、特に真ん中に寄せてからのスーパースライドは圧巻。

2列目シートを倒さなくても2列目の間からウォークスルーで自在に3列目に乗り込めるほどで、しかもその3列目までも快適で、ぶっちゃけ昔乗ってたルーテシアの2列目より断然上なほど。(涙)

また、多くのミニバンが3列目はサイドに跳ね上げての格納であるのに対し、オデッセイはなんと床下にスマートに格納できてしまいます。ちょっとこれは実際目の当たりにすると感動すらしました。
シートアレンジの他にも低床設計による乗り込みしやすさ、スライドドアの使い勝手や各種装備の機能面での良さを体感するにつれ、心の中で「ぐぬぬ・・」と悔しいながらも、これこそ家族が望んでいたもの/目指すべきものだったんだと思い知らされるしかありませんでした。
そして忘れてはならないのがフロントマスクのデザイン含めブラックのボディが本当に格好良くて。(最も重要
いやもうミニバンならコレ以外にないかなと思って来たけど、間違いなくコレ以外にないわ。
あとは試乗でよっぽどネガな部分さえなければ最早買う以外の選択肢なくね?の勢いに。

試乗は私1人(と担当の方)のみ。
チャイルドシートを移設するのが面倒だったのが一番の理由ですが、そもそもドライビングフィールにあまり関心のない妻は店内で待っとくから行ってきて〜でした。
試乗しての感想は──
滑らかでした。これがハイブリッドだからなのかe:HEV特有のものなのかは知りませんが、走りが滑らか。停まる、曲がるも完全に普通のセダンやハッチバック感覚。加減速やコーナーリング、ブレーキフィールあたりに全く違和感や不足はなし。物理的に低重心なので、間違いなく走る上で安定しており安心感があります。伝わらないかもですが、マツダから乗り換えたとしても自分に恥ずかしくないというか。ある程度気持ちよく走りたい願望ある中でそれを満たしてくれるという意味で本当に良い意味で普通。
ウインドウ面積が大きく視界が開けており、車体サイズ(4,860 x 1,820 x 1,695 mm)を全く感じさせない取り回しの良さもあって、運転頻度の高くない妻なんかは絶対にCX-30よりも運転しやすそうです。
そんな中で、試乗のわずかな時間で気になった点は
- 電動パーキングブレーキの配置
→左側にあるP/R/N/Dのボタンシフトとは大きく離れた右側の位置にあるのが違和感 - 電動パーキングブレーキの操作が逆
→引いてオン/押してオフではなく、押してオン/引いてオフ。慣れるまで間違えそうで怖い。 - エアコン操作パネルが静電タッチ式
→できればクリック感ある物理スイッチ/ダイヤル式でブラインドタッチできる方が理想。 - シート座り心地
→座面が気持ち柔らかいかも?休憩なしで長時間ドライブした時に腰どうかといった程度の懸念。 - ナビ画面が古臭い
→ろくに操作してないけど先進性を全く感じさせないパッと見に言葉を失った
といった感じ。
あとはCX-30には付いていたステアリングヒーターやシートメモリー、ヘッドアップディスプレイも無いだと。。妻に愚痴ったら「そういうの2列目以降には関係なくね?」ですって。
まぁでも懸案であったドライブフィールにネガな点が無かったんですよね。良かった良かった(知らんけど
見積もり&商談
オデッセイは3グレードしかありません。

試乗したベースグレードの「e:HEV ABSOLUTE」でファブリックシートどうやろと思ったのもありましたし、来店前から選択するならEXかなと思ってましたので真ん中の「e:HEV ABSOLUTE EX」で。20万の違いにより
- ホイールが17インチ→18インチ にサイズアップ
- シートが本革仕様に変更
- ワイヤレス充電器付き
- トリプルゾーン・フルオートエアコン
- センターコンソール後部にUSBチャージャー
- ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
といった快適性と質感のアップを得られます。
BLACK EDITIONは機能面は変わらずで見た目が色々なところが黒くなってて質感はアップするのですが、方向性としては個人的な趣向からするとそこまではいいかなと思って「BLACK EDITIONじゃないEX」に決定しました。

ボディカラーは試乗車でも確認済みの追加料金が発生しない「クリスタルブラック・パールII」。
オプション適当につけて見積もりよろしくお願いしましたところ、すぐ営業の方が渋い顔をして帰ってきました。
オデッセイ、どうも既にオーダー入ってる分で在庫なくなりましたとのこと。。
以降の注文は自動的に2026年の年次改良モデルとなってしまって11月以降に正式に公表されていく予定なんですが〜〜と社外秘の資料を見せられながら違いを説明されましたが何と機能的には全く同じだそう。それが28万も値上がりして後席のロールカーテンシェードが標準装備されるだけだと。ロールカーテンシェードってオプションでたったの¥27,500ですよ。主に物価高騰の影響による単なる値上げです、とはっきり言ってました。それ年次改良やなくて年次改悪ですやーん。
まぁしょうがないです。
期せずして事前情報なしの先行販売となりましたが、お値引き頑張って頂けるみたいなのでお見積もりを依頼しました。
【追記】2025/11/6に公式リリースされてました

見積もり1回目
車両本体価格 ¥5,286,600
オプション 約72万円
諸費用(点検パック込み) 約32万円
ーーー
計 約632万円
目ん玉飛び出ました(笑

取り敢えずぼったくりのボディコーティング(¥187,000)を外して
ETCも2.0じゃなくして、下取車の価格も反映頂きました。
見積もり2回目
車両本体価格 ¥5,286,600
オプション 約50万円
諸費用(点検パック込み) 約30万円
▲下取り車 約150万円
▲お値引き 約30万円
ーーー
計 約430万円
だいぶ見れるようになってきたけど、まだ直視できないです。
特に下取りが安い!400以上払いたくない!!
といった要望を数回重ねまして
日を跨いだ末に最終的には..
見積もりn回目
車両本体価格 ¥5,286,600
オプション 約50万円
諸費用(点検パック込み) 約30万円
▲下取り車 約170万円
▲お値引き 約4X万円
ーーー
計 39X万円
なんとかお手出しが400万を切ったところでギブアップとなりました。
お値引き40万は超えましたが、元々スタートラインで28万アップの不意打ちをくらってますし、もうわけわからないです。あとは下取り価格は出すところに出せばもう少しという気持ちはありつつも、手間暇や他との兼ね合いを総合的に考えると致し方なしというところ。しかし高いな。。
納車待ち、オデッセイにした理由
納期はたったの1ヶ月。
人気ないのかな(笑)
11月末には納車される予定です。
さて、買える車の価格は年収の半分が妥当説が世の中にはあるわけですが、一般サラリーマンの私にとってそんなものは最早遥かにオーバーしており知ったこっちゃありません。お手出しだけで見ると何とか近い感じになっt・・・ とにかく今はキャッシュ的な喪失感と家族の幸せに繋がりそうなワクワク感が3:7くらいの割合のブレンド。
自分と家族の人生を俯瞰して考えた時に何かとバランスが重要かなと思ったりする今日この頃です。
自分の年齢も40を超え、あまり考えたくないですが50、60と年齢を重ねていくにつれ体力なんかも衰えてくるんでしょう。子供が走り回ってるうち、自分も一緒に元気に動けるうちにと考えるとこの先数年〜10数年くらいでピークアウトする可能性もあるわけで、そういったタイミングでファミリーカーを迎え入れるのも悪くないのかなと。動けないジジイになってから一気にお金を使おうとしても面白くないもんね。散財はダメだけど多少の支出はね、というところである意味納得プライスでもあったかなと。
家族4人なら、正直3列目は滅多に使いません。
それでもオデッセイにしたのは、「余裕」そのものが快適さに直結するから。
室内の静けさ、視界の広さ、座り心地、そして内装の上質感──
家族で過ごす時間にゆとりが生まれるであろう期待感。
もちろんスペックや価格で言えば、他にも選択肢はありましたが
理屈を超えて他車が比較対象に挙がらない程に“これしかない”と思えるクルマ──それがオデッセイなんだったと思っています。
家族みんなの生活が思い出がより彩り豊かになることを願って。
勝手ながらそんな役割をちょっぴりオデッセイには期待して納車を待ちたいですね。
いやしかし何と言っても28万のロールカーテンシェードが楽しみですわ。

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